わたしのアタマの中にある最初のクリスマスの記憶。高さ約60㎝程度のモミの木を模したクリスマスツリー。グリーンのフサフサだらけ、中に針金が通った小さなモミの木でした。
それに丸くてカラフルなガラスの飾りを吊り下げて、小さな電飾のついたコードを巻きます。その他にも小さな飾りつけがあったような..
最初のクリスマスの記憶は、そんな小さなクリスマスツリーを完成させることでした。
その当時、ケーキを食べていたかどうか定かではないけど、普段よりも洋食よりで少しだけ豪華なもの (^^ゞ
昭和40年代、50年代当時より、クリスマス時期になると なんだかキラキラとした.. でも おごそかで神聖な雰囲気がそこにはありました。
きっとその時期は街全体が.. いや、日本中がそうした雰囲気一色になっていたのでしょう。今もむかしも変わっていないのでしょうね..
小さな教会の思い出
クリスマスと言えば、そんな小さなクリスマスツリーとごちそう。正月前のちょっとした洋風のしゃれた雰囲気が、子ども心にワクワクさせられたものです^^
それから数年後、小学校へ入りしばらくするとなぜか英語を習いに行くことに..
どういった経緯でそこへ行くことになったかは覚えていません。幼なじみの女の子とふたり、バスで通うことになったのです。
なんと! 先生は外国人(@_@;)
日本人以外のひとに会うのはこの時がはじめてです。アメリカ人だったのかイギリス人だったのか今ではもうわかりませんが、初老のご婦人でした。小さな教会でお付の人とふたり、小学生を中心に英語を教えていたのです。
そしてこの時期はじめて、クリスマスパーティーなるものを初体験します。見たこともないような大きなモミの木にたくさんの飾り。そのきらびやかさと聖歌、ロウソクの灯りと独特の雰囲気..
「あ~、これが本当のクリスマスなのかー」
なんとなくあいまいなものだったクリスマス。「これがクリスマス!」っていうものを実感したのが、このクリスマスパーティーだったような気がします。
冬なのにアイス
(今ではわりと普通になりましたが..)そんな常識が崩れ始めたのもそんな時期のこと。
小さな頃までは いつもよりちょっと贅沢なものが食べられたり、プレゼントをもらったりと嬉しい時期だったクリスマス。
冬場の寒い時期にアイスクリームを食べるようになり、「レディーボーデン」なんて商品が当時のお気に入りでした。チョコ味を食べたときはもう、あのシャービック以来の衝撃を受けましたね(^^ゞ
大人になってハーゲンダッツなども食べるようになりましたが、どうしてもレディーボーデンの方が美味しく感じてしまいます。
クリスマスが嫌い!?
それから数年が経ち、思春期を過ぎたあたりから事情は変わってきます。
クリスマスという時期がなんだかイヤに感じ始めるのです。いろんなメディアを見るにつけ、(強迫観念的に)恋人とのクリスマスを強調しているように思えたからです。
「恋人がいないクリスマスなんて..」
いやおうなくそんな気持ちに..(-_-)
そして、そんな気持ちが最高潮に達したのは県外で一人暮らしをはじめたころ。達郎さんの「クリスマスイヴ」がJRのCMで流れ始めたころでした。
JR東海のクリスマスエキスプレスのCM集がただただ最高すぎる笑
おれやっぱりこんぐらいの時代に青春迎えたかったわ〜
ケータイって文化がまだ普及してない時代!
達郎のクリスマスイヴがなみだ涙( ̄▽ ̄)https://t.co/PXzDHjpFfY— keita kawajiri (@good__bye__bird) 2017年11月29日
このCMがながれるテレビを見ながら、同じく寂しいおとこ友達と二人、セブンのローストチキンを食べたことを思い出します(笑)
当然ながら彼女のいる連中はプレゼントを用意し、ホテルでのディナーを予約.. そんな輩もたしかにいましたねー(-_-) でもわたしは違っていました^^;(まさに世は、まだバブルの時期)
それから数年後.. 普通にクリスマスを楽しめるようになるまでは、ほんとうにイヤな時期だと思っていました。
クリスマスの時期が華やかなだけに、余計に一人感が哀しく感じられたんですね (^^ゞ
クリスマスとはいったい?
典型的な日本人として実家には仏壇がありますが、とくに特定の宗教に属しているわけではありません。なのでクリスマスのほんとうの意味などわかるはずもなく..
子どもの頃から12月に入ると条件反射的になんとなくウキウキ、青年期にはウジウジ (^^ゞ
中年から初老に入りつつある今は、とくに何も感じず気に入ったケーキとシャンパンを飲む日になっています。
今の若者たちがクリスマスをどのようにとらえているのかわかりませんが、わたしたちの時代はどうしても異性を意識せずにはいられない時期でもありました。(もしかしたら、本場のイギリスやアメリカのように家族で.. なんて方もいたのかもしれませんが..)
それでも、この時期が近づき街中にネオンがきらめき、クリスマスソングがいろんなメディアから聴こえるようになると.. あの頃の恥ずかしくも懐かしい、なんとも言えない感情がよみがえります。
そうした意味では..
いくつになっても、「クリスマス」って不思議な魅力を持った魔法のコトバなのかもしれませんね。
そして、わたしにとっては..
毎年すこしづつステップアップしていく、大人への階段だったような気がしています(^^ゞ
それでは、久しぶりにこのコーナー
クリスマスソングなんてたくさんありますが、これを選んでみました
#nowplaying: 恋人がサンタクロース - 松任谷由実 - 日本の恋と、ユーミンと。 1980 pic.twitter.com/vyY8y23uFm
— 東条 重千代 (@shigechiyotojo) 2019年3月8日
学生時代、クリスマス時期にはよく街中でながれていましたねー
ココでもやはり、”恋人 ”がサンタクロースなんですよね(笑)
どうしても異性を意識せずにはおれない.. そんな時代のクリスマスでした。
ま、今もさほど変わってないですかね..
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