ノスタルジック

小学校の図書室に存在した不思議の国への入り口とは?

 

木造建ての校舎、渡り廊下、古びた図書室..

通っていた小学校をイメージすると、そんな映像が甦ります。




 

昭和50年代。小学校の校舎はまだ木造建てが多く、そんな校舎間を渡り廊下がつないでいました。

 

給食の時間になると、当番は給食室から、出来上がったものを自分たちの教室に運ぶのですが..

古い校舎間と給食室をつないでいるルートには、下級生にとっての難所がいくつかありました^^;

例えば、こんな場所..

渡り廊下

これは飛び石が一つだけですが、それが何か所も連なる場所があります。

そこを重いカゴ(給食の食材、食器類)などをもって運んでいくのです。

給食当番

年に数回は誰かが落として^^; 

う回路がつくられたり、その辺が異様に牛乳臭かったりしていました(笑)

gyuunyuu

 

そんな小学校生活で今でもよく覚えているのが、図書室での変な遊びのこと(・_・)

楽しい給食の時間が終わり、男の子なら だいたいみんな運動場に行って遊んでいます。

でも、ある時期だけは..

友だちと、図書室に存在する ”ある秘密の場所”に通っていたのでした。




 

そこは薄暗くて、目が慣れてくるまで何も見えません..

子どもがやっと3人入れるかどうかといった広さで、そんな秘密の基地で.. だいたい二人、多い時は三人で..

給食の残りのゆで卵を持ち込んで食べながら、いろんな話をしたり.. 昼寝したり..

そんな時間をすごしていたんです^^

時間的には30分くらいだと思うのですが..

当時はとても濃密な時間だったような気がします。

おわりの合図は、放送室から流れてくる、ある決まったクラシック音楽..

それが聴こえてくると、そこから這い出てきます..(笑)

 

古い校舎の小さな図書室。

そこの何処に、そんな秘密の基地をつくっていたか.. わかりますか?^^

古い図書室

実は、図書室は二つの教室をあわせたような造り。三分の二をメイン室として使い、残りを物置き部屋として使っていました。

その物置き部屋の方は 本棚で仕切られていて、少しの隙間から出入りができたのです..

そこには 古すぎて貸出しできない本や、小ぶりの書架、標本などが置かれていました。

そんな中ポツンと、使われていない大きな本棚がありました(ー_ー)!!

そして、そのいちばん下には引戸が付いています..

 

そうです^^

ぼくらはその大きな本棚の一番下。引戸を開けた狭~いスペースの中に寝っころがって..

悩み事を相談したり、好きな娘のことや、将来の夢を語り合ったりしていたのでした^^

 

その友だちとは中学まで一緒でしたが、その後は会う機会もなく現在まできています..

hondana

あの基地のことをまだ憶えているだろうか..

ふとそんなことを思う時があります(・_・)



 

 

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